chikisanのはじめてのオランダ・ロッテルダム生活

2014年5月に主人の転勤にともないオランダロッテルダムへ引っ越しをしてきました。はじめての海外生活で感じたことを書き留めていこうと思います。

移民への感情?

英語のクラスで気になったことがあったので、書き記しておきます。

 

今のクラスは1人オランダ人と結婚したオランダ人じゃないかたがいるのを除いて、

みなさん白人のオランダ人のみなさんです。

(アジア人は私だけです。)

 

その日のトピックは「anger」

怒りにまつわる語彙を増やそうということで、最近自分の身に起きた出来事について

グループで共有していました。

ある一人のクラスメイトが、(まだ若い大学生くらい男の子です。)

高速道路で起きた出来事を話してくれました。

高速道路の追い越し車線(左)を100㎞程度で走っていた車がいたので、右から抜かそうとしたところ、それを不快に思ったドライバーが追いかけてきて、カーチェイスなるものを繰り広げた(しつこく付け回した)ので警察に電話して見回りを頼んだ

 

という概要でした。

 

気になったのは、そのフラストレーションが溜まっていて、チンタラ走っていたという相手ドライバーについて。

その相手について説明するのに、彼はしきりにturkish guyと連呼していました。

 

ご存じのとおり、ロッテルダムはオランダの中でも6割が移民という街。

純正オランダ人を見つけるよりも、移民のかた(トルコ人とかムスリムっぽい人)を見つけるほうがはるかに簡単であります。

トピックとしてはangerを感じた出来事を話すだけだったので、執拗につけられたことだけで十分と思いましたが、相手がどんな人だったか、その人の民族性について言及するということは、それだけ移民に対するなんらかの感情が彼の中にうごめいているからだなと感じました。

 

日本にいたときは、あまり多民族にふれあう機会がなかったので、意識したこともありませんでしたが。

電車の中に日本人じゃない人が乗ってたりしたら、なんか聞かれたらどうしよう(英語で答えられないかもしれない焦)と思ったりして意識的に目を合わせないようにしてみたり、一度はそんな経験ありませんか。

感情を表に出すか、うちに秘めておく違いはあれど他民族に対してなんらかの感情をもつという点では同じなのかもしれませんね。

 

少しオランダという国がもつ移民問題について触れた気がしました。